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プチ・プランス―新訳 星の王子さま [ホンノオススメ]

プチ・プランス―新訳 星の王子さま

  • 作者: アントワーヌ・ド サン=テグジュペリ
  • 出版社/メーカー: グラフ社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本

~本文より~

(いまわたしが目にしているものは外形にすぎない。
もっとも大切なものは、目には見えないのだ・・・)中略
(こうしてよく眠っているプチ・プランスがわたしを強く感動させるのは、
彼が花に対して誠実だからであり、眠っているときでも、ランプの炎のように、
バラのイメージが彼の心のなかに輝いているからなのだ・・・)(p107)

「夜、きみが空を見上げるよね。
たくさんの星のなかのどれかにぼくが住んでいて、そこで笑いかけているから、
まるで、星がぜんぶ笑いかけているように思われるだろう。
だから、きみは笑うことのできる星を持っているようなものなんだ・・・」(p120)

***

中学生くらいの時に、内藤あらう氏訳の「星の王子様」を国語の教科書で習った。
私が、”象を飲み込んだウワバミの絵”を理解できるおとなになろうと思ったのは、
その時からだ、ということを、この本を読んで思い出した。
訳者が書いているように、この訳での王子様の年齢は、思っていたのよりも少し上のようだ。
そして、あの頃には理解できなかったいろいろなことが、今、私なりにわかってしまい、
なぜか切ない気持ちになっている。


タグ: レビュー
nice!(3)  コメント(6) 

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コメント 6

こんばんは!幼いころ見た映画でただ面白かったチャップリンの映画など大人になって見たら、チャップリンの主張や世間に対しての皮肉なども盛り込まれていて、とても新鮮に感じて感動したものでした。きっと、人間として成長したからわかるのだと思います。大人になって今感じたことは、素晴らしいことだと思いますので、是非大切して下さい。きっと、今後その感じたことが、lindaさんの作品に良い影響を与えると思います。今後の作品も楽しみしています。
by (2006-01-02 21:50) 

linda

読んでくださる方がいると、書く意欲が湧いてくるものですね♪ 大人になってからもうだいぶ経ちますけど^^、いつでも新鮮な驚きを感じ取れるように、感性のアンテナを磨いていたいと思っています。 コメントありがとうございました。
by linda (2006-01-03 10:33) 

はじめまして、色々読みましたが、僕も大好きな、星の王子様に付いて書かれていたので、ここにナイスを入れておきました。キツネと王子様のやり取りが大好きでした。初めは遠くから見つめる事から始めるんだ、~ 君のバラは特別だって分かるはずさ、に到るまで。
ここに人間関係の全てがあるといっても過言じゃ無いなと、いまでも思い続けています。
by (2006-01-10 19:20) 

linda

ぴょんまさん、nice! とコメントをありがとうございます。とても大切なことをキツネが教えてくれるんですよね。私は挿絵も大好きなんです。こうして自分のブログに載せることができて嬉しい。
ぴょんまさんもいろいろなジャンルのお話を書いてらっしゃいますね。また読みに行かせて頂きます♪
by linda (2006-01-11 07:59) 

cuvesx

この本は今でも時折読み返します♪
by cuvesx (2006-12-22 23:37) 

linda

Honuさん、nice! とコメントをありがとうございます。
心に星の王子様を住まわせたいですよね☆
by linda (2006-12-24 10:27) 

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